STVV新監督、ウェステルローとアントワープを率いた男

2026.11.07 荒木遼太郎石渡ネルソン小久保玲央ブライアン新川志音高井幸大谷口彰悟松澤海斗畑大雅

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シント=トロイデンVV(STVV)は11月6日、ヨナス・デ・ロック氏が新監督に就任すると発表した。リーグ戦5連敗を受けてフレデリック・デ・メイヤー前監督との契約を解除してから数日、暫定体制で臨んだUEFAカンファレンスリーグ第3節SKブラン戦(1-1、石渡ネルソンの同点弾で記事化済み)を挟んでの人事となった。

立石敬之CEO「ウェステルローを昇格に導き、アントワープをプレーオフ1に」

出典: 【お知らせ】ヨナス・デ・ロック氏の新監督就任について(STVV日本公式サイト、2026年11月6日)

「ヨナス・デ・ロックは2017-2018年にSTVVに在籍していた頃から、高く評価されていました。その後も交流を続ける中で、指導者としてさらなる成長を感じてきました。彼はウェステルローを昇格に導き、アントワープをプレーオフ1に進出させました。また、ヴァンサン・コンパニのような一流の指導者とともに経験を重ね、クラブ・ブルージュではユースリーグ決勝進出を果たしています。ヨナスは当クラブへの理解も深く、対話を重ねる中で、我々のフィロソフィーをピッチ上で体現できる監督だと確信しました。ともに、一日でも早く順位を上げていきたいと考えています」

公式発表に添えられた経歴によれば、デ・ロック氏は2017-2018年にSTVVの監督を務めた後、アンデルレヒトの下部組織監督・アシスタントコーチを経て、2021年から2023年12月までKVCウェステルロー監督、2024年から2025年3月までロイヤル・アントワープ監督を歴任している。

新監督は、就任前から日本人選手のそばにいた

CEOが挙げた2つの実績——ウェステルロー昇格とアントワープのプレーオフ1進出——は、本サイトの視点から見ると単なる「有能な監督の経歴紹介」では終わらない。ウェステルローには木村誠二・齋藤俊輔・坂本一彩が、アントワープには安藤晃希・綱島悠斗・野澤大志ブランドンが、それぞれ在籍している。つまりデ・ロック氏は、STVVの監督に就く前から、本サイトが追ってきた「海外組」の選手たちのすぐそばで指揮を執ってきた人物だった。

さらに言えば、デ・ロック氏がSTVVを率いた2017-2018年は、STVVがDMM.comの経営参画で日本人選手の獲得を本格化させる以前にあたる。今回は単なる「古巣復帰」ではなく、ベルギーの日本人選手在籍クラブを渡り歩いてきた監督が、その中で最も日本人選手の多いクラブ(8人)に戻ってくる、という巡り合わせでもある。

荒木遼太郎・石渡ネルソン・小久保玲央ブライアン・新川志音・高井幸大・谷口彰悟・畑大雅・松澤海斗——リーグ5連敗という状況で指揮を執ることになる新監督が、ウェステルローやアントワープで日本人選手をどう起用してきたかは、今回の発表だけでは分からない。次節以降の起用法が、この経歴の意味を実際に示していくことになる。

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