小久保はまた防いだ、STVVの5連敗を決めたのはPKだった
ベルギー1部第10節、シント=トロイデンは11月2日未明(現地1日)、ホームでOHルーヴェンと対戦し1-2で逆転負けを喫し、リーグ戦5連敗となった。だが試合の中身を見ると、崩れていたのは守備ではない。前半に与えられた2本のPKをいずれも外した一方、GK小久保玲央ブライアンは後半に複数回、決定機を防いでいる。
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クラブ公式が記録した小久保の2つの好守
出典: 前半のPK2本失敗が響き、逆転負けを喫しリーグ戦は5連敗となる【リーグ戦 第10節 OHルーベン戦】(シント=トロイデン公式・日本語)
クラブ公式は、後半の2つの場面をこう記録している。
53分右サイドからのアウェイチームのシュートを小久保が弾く。しかしこのコーナーキックから決められてしまい振り出しに戻る。
58分谷口からのロングパスをカットされると、そのままカウンター。一つ目のシュートはポストにあたり跳ね返りを再びシュートを放たれるもこれは小久保がビッグセーブで追加点を許さない。
53分のシュートは防いだものの、そのこぼれ球から生まれたコーナーキックをミリソラに頭で決められて1-1に追いつかれている。一方58分は、ポストに当たった跳ね返りという決定機を小久保が身体で止め、勝ち越しを許さなかった。前半には35分にも「中央を突破されかけるも高井がコースを消すと最後は小久保がおさえて相手攻撃を止める」場面があり、高井幸大との連係で決定機を防いでいる。
敗因は守備ではなく、2本のPK失敗だった
クラブ公式の試合レポートは、22分と29分に与えられた2本のPKをいずれもセヴァウイが失敗したことを、繰り返し敗因として挙げている。「結局PK2本失敗が響き、前半は0-0での折り返しとなる」「結局前半の2本のPK失敗が響きリーグ5連敗となり」と、同じ表現が前半・結びの両方に使われている。
後半46分にはムブクが移籍後リーグ戦初ゴールで先制に成功しており、守備が最初から崩壊していたわけではない。チームはこの日、PKを2本沈めていれば試合の様相が全く違っていたはずの内容を見せながら、それを決めきれなかった。
小久保はこれで、9月20日のウェステルロー戦・10月23日のFCミッティラン戦に続き、3試合連続でクラブ公式に名指しの好守を記録されている。ウェステルロー戦では「崩れたのは守備陣であって小久保ではない」という構図で敗れ、ミッティラン戦ではその守備が勝利に直結した。今回は再びチームが黒星を重ねたが、敗因として名指しされたのは守備ではなく攻撃側の決定力であり、守護神の評価が揺らぐ内容ではなかったと言えそうだ。5連敗という結果の中でも、ゴールを守る側の仕事ぶりだけは一貫して安定している。
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